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看護業界が3Kと言われる理由

3Kのきつい

看護師の仕事は3Kと言われます。きつい、きたない、危険の3つのKを指しているのですが、今ではどこの病院も綺麗で清潔ですし、ある程度は改善されているように感じます。それでも看護師という仕事はどんな時代でも3Kと言われてしまいます。これは職場にもよりますし、どんな仕事でもそうだとは思いますが決して楽ではありません。
特に看護師という仕事は対人間ですので、患者さんに対しても非常に気を使います。患者さんと家族がうまくいっていないときの橋渡し的な役割もこなさなければいけないので、時には患者さんのストレスのはけ口になったりすることもあります。また人も多く病院という封鎖された空間ということもあり患者さんだけでなく、上司や医者の顔色を伺いながら仕事をしなければならないケースも非常に多く見受けられます。専門知識が必要なうえに、肉体労働も課せられるので精神的疲労と肉体的疲労の両方を感じることになってしまいます。
さらに、看護師という仕事は常に学習ですので、勤務時間外に知識を得るための勉強会に定期的に参加しなければなりません。この定期的な勉強会に関しては残業代はほぼ出ません。自主参加という名の強制労働という人もいます。多い時には一週間に4回も勉強会が開かれたりする事もあります。

3Kのきたない

看護師に限ったことではありませんが、医療従事者の場合には患者さんの汚物処理をすることがとても多いです。患者さんの排泄物の処理、陰部の清潔保持、嘔吐物の処理、分泌物(汗、唾などの唾液類など)の処理などです。汚物というのは感染物質ですので、直接触れないようにゴム手袋をしたり、ゴーグルをはめたりと感染対策は必然です。
今は機械を導入しているところもあるので技術革新と共に、こういった仕事もあらゆる意味でやり易くはなってきています。ですが、やはり全体的に綺麗な仕事ではないです。

3Kの危険

看護師という仕事上、危険なことは沢山あります。例えば、血液の取り扱いですが、患者さんには肝炎やHIVを保持している人もいます。そういう人の採血なども看護師が普通に行います(※患者によっては医者が行う場合もあります)。これは、感染するかもしれないというリスクと隣り合わせの環境で仕事をしなければならないということです。その際は自分を守るためにも細心の注意と予防が必要です。
よく医療ドラマなどで、空気感染する病気をもつ患者さんの部屋は面会謝絶だったり、隔離したりするシーンを見たことがあると思います。これは、現実に行われており、看護師はそういう部屋にも真っ先に入っていかなければなりません。どのような患者さんでも、お世話をするのが看護師の仕事だからです。
また、仕事内容に間違いがあってはいけません。薬の取り違い、点滴の容量間違いなど、間違いは許されません。うっかりした間違いが患者さんの命に直結するという事もあります。患者さんや病院、自分を守るために、正しい知識と行動、細心の注意が必要になります。医療現場において無知は罪です。そして知らない、ということはとても危険なことなのです。看護師とは3Kと言われていますが、そういうプロ集団なのです。

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疲労やストレスもたまりやすく、労働環境や給与などの問題から3Kと感じて転職する人も多くいます。そんな方達に、疲労やストレスを乗り切るための情報を提供して仕事探しのきっかけにしてもらうためのサイトです。 当サイトへのお問い合わせは次のメールアドレスまでお願いいたします。 お問い合わせメールアドレス:3k_nigetai@yahoo.co.jp