３K職場を乗り切るための睡眠の重要性

睡眠が持つ効果

日々何気なく取っている睡眠。毎日のルーティンの一部のため、その効果など深く考えたことがないという人もいるのではないでしょうか。睡眠の効果にはいろいろなものがあり、私たちの体を健康的に保つために欠かせない効果を持ちます。その中の一つが、免疫力を高めてくれるというものです。免疫力アップは、３Kの職場で働いている人ならぜひ意識しておきたい知識といえます。３Kの職場ではあらゆる疲労が蓄積されますが、十分な睡眠は疲労を緩和させ免疫を高める役割を期待できます。とあるデータでは、良質な睡眠を取っている人ほど、風邪をひく確率が低下することが分かったそうです。逆に、良質な睡眠を取れていない人ほど風邪をひきやすいということです。睡眠時間が足りていないと、風邪をひきやすくなる以外にはうつの症状も出やすくなるといわれています。睡眠にはストレスを緩和させる効果も期待できるため、心身の健康を保ち３Kの職場を乗り切るためには日頃から十分な睡眠を取るよう心掛けが必要でしょう。

夜勤がある人の睡眠対策

職業によっては夜勤の仕事があり、その場合は生活リズムが乱れやすくなります。３Kの職場といわれている医療や介護業界も、雇用形態によっては夜勤が必要です。人の体は日中に活動して夜間は眠るようにできていますが、夜勤の仕事をしているとそういうわけにはいきません。しかし、気をつけずに過ごしているとたちまち体調を崩してしまいます。
３Kの職場で夜勤がある人におすすめの睡眠対策は、夜勤前と夜勤明けの過ごし方にあります。夜勤に入るときは、これから夜間に起きていなければならないという理由から寝溜めをする人も多いかもしれません。しかし、寝溜めは長く寝た分だけ多くの睡眠効果が得られるわけではなく、かえって睡眠サイクルが乱れる原因にもなります。そのため夜勤前は寝溜めを意識せず、朝は普段通りに起床して、夜勤の出勤前に２時間程度の仮眠を取ることが望ましいです。夜勤明けも同様に、昼夜逆転して睡眠サイクルが乱れないようにするために、日中は２時間程度の仮眠に留めることがポイントです。夜勤明けは仕事の疲れもありすぐにでも睡眠を取りたくなるものですが、昼間に本格的に寝てしまうと夜間にまた覚醒して昼夜逆転まっしぐらです。眠たいときもあえてアラームを設定して２時間ほどの仮眠にしておくことで、夜に本格的に睡眠を取りやすくなります。

良質な睡眠のヒントは朝日にあり

朝起きて日光を浴びることは、夜に良質な睡眠を取るために重要な意味を持ちます。セロトニンは、日光を浴びることによって分泌が促される神経伝達物質の一つです。精神を安定させてストレスを緩和させるほか、睡眠ホルモンとも呼ばれるメラトニンの生成も促すといわれています。メラトニンの十分な生成を促すためには、朝日をたっぷり浴びてセロトニンを作ることがポイント。もしも夜中になかなか寝付けなかったり中途覚醒が多かったりしたら、メラトニンが十分でない可能性もあります。ちなみに朝日を浴びるタイミングは、起床後３０分間が望ましといわれています。３Kの職場を乗り切るためにはこの知識を覚えておくと、日々の生活のなかでも活かせるでしょう。